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歯の寿命を延ばす秘訣

「歯は一生もの」とはよく言いますが、実際にはそうとも限りません。歯にも寿命があり、その長さは人によって大きく異なります。平均的な寿命は70~80歳と言われていますが 、これはあくまで平均値で、個人差が大きいのが現実です。今回は、歯の寿命について詳しく解説し、その寿命を延ばすための秘訣をご紹介します。

人間の歯の寿命は?

人間の歯には、残念ながら明確な寿命が決まっているわけではありません。様々な要因が複雑に絡み合い、その寿命を左右しています。

意外と知らない!?歯の豆知識

歯の寿命を左右する要因は、大きく分けて以下の点が挙げられます。

  • 遺伝: 歯の質や形、顎の骨格などは遺伝的な影響を受けます。例えば、エナメル質が弱い家系の人は、虫歯になりやすい傾向があります。
  • 生活習慣: 食生活、喫煙習慣、歯磨き習慣などは、歯の寿命に大きく影響します。甘いものを頻繁に食べる、喫煙する、歯磨きを怠るといった習慣は、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
  • 口腔ケア: 定期的な歯科検診や毎日の歯磨きなど、口腔ケアの質も重要です。正しいブラッシング方法や歯間ブラシ、デンタルフロスの使用など、適切なケアを行うことで、歯の寿命を延ばすことができます。

全身疾患: 糖尿病などの全身疾患は、歯周病のリスクを高めるなど、歯の寿命にも影響を及ぼします。糖尿病の人は、歯周病になりやすく、重症化しやすい傾向があります。

歯の寿命を延ばすための具体的な方法

歯の寿命を延ばすためには、日常生活における注意点と歯科医院でのケアの両方が重要です。

日常生活における注意点

毎日の生活の中で、少しの心がけで歯の寿命を延ばすことができます。

  • 栄養バランスの取れた食事: カルシウム、ビタミンD、リンなどのミネラルやビタミンCを積極的に摂取しましょう 。これらの栄養素は、歯や骨の形成に不可欠です。牛乳や乳製品、小魚、緑黄色野菜などを積極的に食べましょう。
  • 規則正しい食生活: ダラダラ食べを避け、食事の回数を決めることで、口の中が酸性になる時間を減らし、虫歯のリスクを抑制します 。間食の回数が多いと、虫歯菌が酸を産生する時間が長くなり、歯が溶けやすくなります。
  • 毎日の歯磨きが重要!: 歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使用し、歯垢を徹底的に除去しましょう。歯垢は、虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊です。毎食後、丁寧に歯磨きをすることで、歯垢の付着を防ぎ、口の中を清潔に保ちましょう。
  • 禁煙のススメ: 喫煙は歯周病のリスクを高めるだけでなく、口臭や歯の着色も引き起こします 。タバコに含まれるニコチンは、歯茎の血管を収縮させ、血行を悪くします。その結果、歯周組織への酸素供給が不足し、歯周病になりやすくなります。

ストレスを溜めない: ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる要因となります 。ストレスを解消するために、リラックスできる時間を作ったり、趣味を楽しんだり、適度な運動を心がけましょう。

歯科医院でのケア

歯科医院での定期的なケアは、歯の寿命を延ばす上で非常に大切です。

  • 定期的な歯科検診の重要性: 3~6ヶ月ごとに歯科検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・治療に努めましょう 。定期健診では、目視やレントゲン検査などにより、初期の虫歯や歯周病を発見することができます。早期発見・早期治療により、歯へのダメージを最小限に抑え、歯の寿命を延ばすことができます。
  • プロフェッショナルクリーニングのススメ: 歯科医院でのクリーニングは、家庭では落としきれない歯石や歯垢を除去し、歯周病予防に効果的です 。歯石は、歯垢が石灰化したもので、歯ブラシでは落とすことができません。歯科衛生士による専門的なクリーニングを受けることで、歯石を除去し、歯周病を予防することができます。
  • 早期発見で歯を守る!: 定期健診の重要性は、小さな虫歯や歯周病を早期に発見することで、進行を食い止めることが可能です 。

まとめ|いつまでも自分の歯で食事を楽しむために

歯の寿命は、日々の心がけと適切なケアによって大きく変わります 。毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診を習慣化し、いつまでも自分の歯で食事を楽しめるようにしましょう。

当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な診療と予防ケアをご提供しております。歯の健康に関するお悩みは、お気軽にご相談ください。

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