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健康保険で作る入れ歯について
保険の入れ歯とは
健康保険の入れ歯は、歯を失ってしまった場合に、その機能をある程度回復させるために作られる入れ歯のことです。保険診療で作成するため、費用を抑えて治療を受けたい方に選ばれることが多いです。
ポイントはある程度という部分です。
健康保険の入れ歯の特徴
- 費用 :保険が適用されるため、自費の入れ歯に比べて費用を抑えることができます。
- 材料 :使用できる材料が限定されています。主にプラスチック(レジン)が使われます。
- 義歯の形 :概ね決まったパターンの形になります。
- 作製期間 :概ね2ヶ月程度、場合により3ヶ月程度かかる場合があります。
- 耐久性: :自費の入れ歯に比べて耐久性が劣ります。
- 見た目 :自然な歯の色や形を再現することが難しい場合があります。
健康保険の入れ歯の種類
大きく分けて、部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。
- 部分入れ歯: 一部の歯を失った場合に、残っている歯にバネ(クラスプ)をかけて固定する入れ歯です。
- 総入れ歯: 全ての歯を失った場合に、歯ぐきに吸着させて固定する入れ歯です。
健康保険の入れ歯のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安い | 耐久性が低い |
2ヶ月程度で作成できる | 見た目が自然でない |
保険が適用される | 違和感を感じやすい |
健康保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い
区分 | 健康保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 |
---|---|---|
費用 | 安い | 高い |
材料 | プラスチック(レジン)が中心 | 金属、セラミックなど様々な素材を使用可能 |
作製期間 | 自費と比較して短い | 長い |
耐久性 | 低い | 高い |
見た目 | 自然な歯の色や形を再現することが難しい | 自然な歯の色や形を再現できる |
フィット感 | 違和感を感じやすい場合がある | フィット感が非常に高い |
健康保険の入れ歯を選ぶ際の注意点
- 保険の入れ歯は、あくまでも最低限の機能を回復させるためのものです。
- 見た目にこだわりたい方や、より快適な入れ歯を求める方は、自費の入れ歯も検討しましょう。
- 歯科医師に相談し、自分の口腔内の状態や希望に合った入れ歯を選ぶことが大切です。
まとめ
健康保険の入れ歯は、費用を抑えて治療を受けたい方におすすめですが、耐久性や見た目、フィット感など、自費の入れ歯と比較すると劣る点もあります。ご自身の状況に合わせて、歯科医師とよく相談して決めるようにしましょう。
より詳しく知りたい場合は、歯科医院にご相談ください。