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インフルエンザ予防の為の鼻うがい
2025年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年末からインフルエンザが流行期に移行して例年以上に大流行しています。
基本中の基本、手洗い、うがいを徹底しましょう。
皆さんは鼻うがいご存知でしょうか?
最近ではテレビコマーシャルでも見かけるようになりましたが、実際にされた経験はありますか?
今回はそんな鼻うがいについて解説していこうと思います。
インフルエンザ予防に有効な鼻うがい:効果と注意点、正しいやり方を解説
はじめに
インフルエンザの季節が近づき、予防対策に力を入れている方も多いのではないでしょうか。手洗いやうがいは定番ですが、近年注目されているのが「鼻うがい」です。今回は、鼻うがいの効果や注意点、正しいやり方について詳しく解説していきます。
鼻うがいがインフルエンザ予防に効果的な理由
鼻うがいがインフルエンザ予防に有効とされる理由は、以下の点が挙げられます。
- ウイルスなどの異物の洗い流し: 鼻腔内に侵入したウイルスや花粉、ほこりなどを洗い流すことで、感染リスクを減らすことができます。
- 鼻粘膜の保湿: 鼻うがいにより鼻粘膜を湿潤に保つことで、乾燥によるバリア機能の低下を防ぎ、ウイルス侵入を防ぎやすくなります。
- 鼻づまりの改善: 鼻づまりを解消することで、鼻呼吸を促し、口からの感染リスクを減らします。
- 上咽頭の洗浄: 一部の鼻うがい器具を用いることで、鼻の奥にある上咽頭まで洗浄でき、より効果的にウイルスを除去できます。
鼻うがいの注意点
鼻うがいは効果的な一方で、以下の点に注意が必要です。
- 生理食塩水を使用する: 自宅で作る場合は、水道水ではなく生理食塩水を使用しましょう。市販の鼻うがい液も利用できます。
- 温度に注意する: 体温に近い35~40℃のぬるま湯を使用しましょう。
- 力を入れて行わない: 鼻腔を傷つける恐れがあるため、優しく行いましょう。
- 中耳炎になる可能性: 鼻腔内に水分が残った状態で鼻をかむと、中耳炎になる可能性があります。
- アレルギー症状が出る場合も: 鼻うがいによってアレルギー症状が悪化する可能性もあります。
鼻うがいの正しいやり方
鼻うがいの方法は、使用する器具によって異なります。市販の鼻うがい器の取扱説明書をよく読んで、正しい方法で行いましょう。
一般的な鼻うがいの手順
- 生理食塩水を用意する。
- 鼻を片方ずつふさぎ、もう一方の鼻からゆっくりと液体を注入する。
- 口から液体を出す。
- 別の鼻孔についても同様に行う。
- 鼻腔内に水分が残っていないか確認する。
まとめ
鼻うがいは、インフルエンザ予防に有効な手段の一つですが、正しい方法で行うことが大切です。鼻のトラブルを抱えている方や、アレルギー症状がある方は、事前に医師に相談することをおすすめです。
歯科の立場からですと、お口の中がきれいであることも大切です。
お口の中が汚いと悪いウイルスが口の中に入ってきやすいです。日頃からしっかり歯磨きを行いきれいな状態を維持するように努めましょう。